- 住宅メーカーに任せたら自分たちが納得のいく間取りが出てくるものだと思っていた。
- 住宅メーカーからプロの提案があると思っていたが期待したアドバイスがもらえない。
- 住宅メーカーの対応が不足していて、このまま間取りを決定して良いのか不安になる。
そんなあなたの間取りの悩みを解決します!
「みゆう間取り相談室」に届く間取りの悩みは5つの段階に分類できます。そのうちのひとつが「住宅メーカーからの間取り提案が不十分で心配」という悩みです。
住宅メーカーもそれぞれ良い家をつくるために努力していることと思いますが、相談者は少し不十分に感じているようです。不安や不満が重なると家づくり自体が苦痛になってしまいます。楽しい家づくりができるよう、みゆう間取り相談室では納得いく間取りに変えるアドバイスを行っています。不安や不満をそのままにせず、間取り改善をしていきましょう!
「住宅メーカーからの間取り提案が不十分」の4つのパターン
住宅メーカーからの間取り提案が不十分、という悩みの中にもいくつかのパターンがあります。
- 住宅メーカーの対応に不満
- 住宅メーカーから間取りのベースは自分たちで探すように言われる
- 住宅メーカーからの提案が足りない
- 住宅メーカーの間取り改善案が良くならない
住宅メーカーの対応に不満な事例は意外と少ない
実は1)に該当する「住宅メーカーに不満」という悩みはあまり多くありません。状況によっては契約解除という方法も勧めますが、今までの間取り相談でそこまで至ったことはありません。
住宅メーカーのコストや仕様、また建築条件付きの場合は「土地」に満足しているので「契約解除」に至るほどではなく、あとは間取りに納得して家づくりを進めたいという相談者さんが「みゆう間取り相談室」に来られます。
最初から「提案はしません」という住宅メーカーも
「好みの間取りを探してきて下さい」といい、建築主が間取りの基本形を用意する住宅メーカーもあるそうです。
確かに提案力のある設計者を保有するよりも、建築主が選ぶ間取りを敷地にあてはめられる設計者を保有する方が住宅メーカーとしてコストパフォーマンスが良いのかもしれません。
最初から建築主主導で間取り作成をする住宅メーカーは低価格であったり建築条件付きであったりコスト面でのメリットが大きいようです。そのような事例では住宅メーカーからの提案に頼らず、「みゆう間取り相談室」で基本となる間取りを作成することもあります。
住宅メーカーからの間取り提案が不十分という3つの悩み事例
住宅メーカーが建てる家の事例は素敵だなと思うし、そのような家を建てたいと思うけれど、いざ自分の家の設計となると間取りは住みやすいのか分からないし、今ひとつ提案が足りない。相談者によっては「住宅メーカーさんの対応や回答に疑問を感じる」という人も。
それでは、具体的に「住宅メーカーからの間取り提案が不十分」と感じた相談者にどのような悩みがあったのか、3つの事例を紹介します。
1.改善間取りが良くならない!
住宅メーカーからの間取り提案が不十分だという悩み事例、ひとつめは「何回間取りを修正してもらっても間取りが良くならない」というAさんからのご相談です。
Aさん
みゆう
Aさんの場合は、まずそれぞれの間取りの「良い点」「悪い点」をヒアリングしました。
「今の間取り」を要望通りの間取りに変えるだけでも改善できます。その時に必ず「間取りで良いと思った部分」を活かすことが大事です。
本件ではまず最初に間取りそれぞれに対して改善方法をアドバイスしました。
その後、そのアドバイスで「気に入った部分」を活かした間取り提案をしました。
家族で住んでみたら…と暮らしを想像したくなるような間取りです。
全体的に希望通りの間取りにしていただいて、大満足です!
回遊動線も便利そうで、収納も多いので片付けが苦手な私でもスッキリ片付けられそうです。
Aさん
みゆう
2.間取りを見ても生活イメージができない
住宅メーカーからの間取り提案が不十分だという悩み事例、ふたつめは「特段アドバイスもなく間取りが決まっていくが、生活イメージもできず不安」というBさんからのご相談です。
Bさん
みゆう
Bさんの悩みに対しては、最初にWEBでみつけた間取りがなぜ良いと思ったのか、そしてその間取りに近似させた間取りができたのにも関わらず「生活イメージ」が沸かないのはなぜか。その点を探っていく必要があります。
生活イメージが沸かない、というのは「みゆう間取り相談室」ではよく聞くのですが、家づくりをはじめる時に「生活イメージ」からスタートしていないのも原因のひとつです。
まずは「どのような暮らしをしたいか」という点をヒアリングし、それを元に間取り提案をしました。
また、今まで抱いていた不安も相談の中で解消され、終盤ではどのような間取りとなるのか二人でワクワクして待っていました。
ご相談頂き、誠にありがとうございました。
これで夢の実現に向けて一歩前に進めたような気がします。
Bさん
みゆう
3.住宅メーカーが要望通りに対応してくれない
住宅メーカーからの間取り提案が不十分だという悩み事例、3つめは「間取りの一部の動線が悪くて改善してほしいけれども無理だと言われた。」というCさんからのご相談です。
Cさん
みゆう
法的に、構造的にNGである、というものもありますし、変更することで住宅メーカーの工事負担が増えるので「できない」というものもあります。
Cさんの場合は良い設計者が入っているのが分かる間取りでした。構造的にも問題なさそうでしたので、建物のデザインが崩れず、デザイン意図をあまり変えずに済む間取りで玄関周りの間取りを改善提案しました。
内部の事情は分かりませんが、設計変更をすると住宅メーカー側に費用が発生する、または、設計者のこだわりでその間取りでないとNG、という背景があったかもしれません。
Cさん
みゆう
とても良い間取りの家なので、納得の行かない部分は改善できると良いですね。
住宅メーカーからの間取り提案が不足する理由
住宅メーカーと言っても、工務店、ハウスメーカーなどには必ずしも設計力のある設計者を置いているわけではなく、外部の設計者(建築士)に外注しているケースも多く見られます。外部の設計者に図面を作成してもらい、打合せは全て営業担当が行う住宅メーカーも多いことでしょう。
ヒアリングをする人が設計をするわけではなければ、細やかな要望やニュアンスを掴むのは難しいと思います。要望が設計に反映されていない、という悩みも聞くことがあります。
他にも住宅メーカーからの間取り提案が不足してしまう理由について考えてみました。
自由設計だから自由に設計できるとは限らない
自由設計、注文住宅という住宅メーカーは多いですが本当に自由に設計ができるとは限りません。構造上の制限や、仕様の制限があり、仕様外のものを選ぶとオプションとしてかなりの価格アップにつながると聞きます。
ある程度の仕様の中で対応できる間取りなら良いのですが、自分に合った暮らしをしたいと思うと間取りにも収納にも工夫が必要です。しかし、標準仕様に近い間取りばかりをつくる住宅メーカーだと、更なる提案を出すことは難しいのかもしれません。
提案力がある建築士ばかりではない
建築士資格がなくても責任者が建築士であれば良いので、無資格の設計者が図面をかくことも多々あります。
住宅設計を行う建築士でも、いろんな仕事の仕方があります。
・確認申請等の法的な条件に合わせてスピーディに設計ができる建築士
・お客さんの要望に合わせて設計図書が作れる建築士
法的に問題の無い住宅の図面を作成できたとしても、全ての設計者が住みやすい住宅を提案できるわけではありません。
資格の有無に関わらず、ヒアリングも設計もできる設計者はいますし、営業さんでもある程度の提案ができる人がいます。
もしその住宅メーカーの施工事例が気に入っているのであれば、その設計者や担当を指名する方法もあるかもしれませんので、住宅メーカーに相談してみるのもひとつの方法だと思います。
責任を被らないように設計することもある
個性的な間取りにしたり、あまり使わない建材を使ったりすることを避ける住宅メーカーも少なくありません。いつもと違うことをするとイレギュラーな現場対応が必要になりますし、特別な設計表記も必要です。
現場でうまくいかなければ責任を被ることになるので、それを避けるために「できません」ということもあるでしょう。
それは家づくりをする上で「できない」のではなくて、トラブル回避するために「できない」のです。
設計スキルがなくても図面が描ける間取り作成ソフト
今は簡単な間取り作成ソフトを使って間取りをつくると、3Dで建物のデザインを立ち上げてくれます。間取り作成ソフトは「素人でも間取りが作れる」という点を売りにしています。つまり、そのソフトでつくられた間取りは「プロのデザインした間取りではない」可能性があります。
「設計のプロのデザインした間取りではない」と感じる悩みは特にリフォーム事例に多く見られます。
なんとなく不安だと「みゆう間取り相談室」に飛び込んでこられた相談者さんから、リフォーム会社さんが作られた図面を見せてもらいました。CG画像はなんとなくカッコ良くて、イメージした空間通り。しかし実際の図面の寸法を見ると「使えない収納」「狭すぎるキッチン」という問題がありました。
プロだから設計を任せて大丈夫だと思っていた、という悩みは少なくありません。施工はきちんとできる業者でも、設計スキルがあるとは限らないようです。
「間取りの改善」のはずが良い部分をなくしてしまう
どの住宅メーカーでもおそらく間取りは1回で決定しないと思うので、何度か修正して最終決定に至ります。
修正をするときに「変えて欲しい点=間取りで悪いと感じる部分」は改善されますが、それ以外の修正部分が前の間取りより悪くなっている事例がみられます。
前の案の「良いと思う場所」が消えてしまうと、修正した間取りでも改善にはなりません。
このような間取りにならないためには、不満な点を伝えるだけではなく、良いと思う点、気に入っている点を文書化して設計者に伝えると良いと思います。「この部分が良い!!」と褒められたら、設計者もその良さを活かした間取りに改善できるはずです。
住宅メーカーの間取り提案が不足したときはどうしたらよいか
住宅メーカーの間取り提案が不十分で困る、という時には2通りの考え方があると思います。
その住宅メーカーでの家づくりをやめる決断
ひとつめはその住宅メーカーでの家づくり、もしくは担当者を変えるという方法です。
過去には「完成した家が要望からかけ離れていて、暮らしにくくて毎日が辛い。できることなら家を建て直したい。」という相談者さんもいました。その家を暮らしやすくリノベーションすることは可能ではありましたが、家が完成したばかりでその費用を捻出することはできなかったようです。
契約済の場合は契約解除料などが必要になるでしょうが、あまりにも対応が悪い住宅メーカーの場合は契約解除をした方がトータルの損が少ないと思います。
建築条件付きの土地購入の場合は住宅メーカーが決まっているので、設計者や営業担当を変えてもらうという方法もあるでしょう。設計担当を変えてもらったのにトラブルになったという相談者もいましたので、その住宅メーカーで建てた方の声を実際に聞くと良いかもしれませんね。
「いえづくりのセカンドオピニオン」を利用する
もうひとつの方法は、みゆう間取り相談室のような「いえづくりのセカンドオピニオン」を利用することです。
「住宅メーカーの対応自体は悪くないけれど、提案力がないのが悩み」
「間取りは良くなりそうにないけれど、建築条件付きの土地なのでこのまま家を建てたい」
という方の方が多いので、業者さんを変えずに、間取りを改善して、暮らしやすい家づくりをベースに考えるプロを利用したほうがメリットが大きいと思います。
「みゆう間取り相談室」では、低価格の「1回限定間取り相談」を利用している方が多いですが、住宅メーカーの提案に不安を感じる方は「長期のセカンドオピニオン」を利用しています。間取り提案だけではなく、コンセントやスイッチなどの設備のアドバイスや、壁紙や床材などのインテリアのアドバイスも行います。
不満をそのままにせず、早めに改善の一手を!!
家づくりとはとても楽しいものなのですが、悩みや不安が重なると家づくり自体が苦痛なものになってしまいますよね。
家づくりの不安や不満をそのままにしておくと、家が完成してから「やっぱり違う」と後悔することもあります。また設計中、工事中に住宅メーカーさんに不信感を抱いてしまうこともあります。
住宅メーカーさんは悪い家をつくろうとしているわけではありませんが、自分たちの会社を守るために、クレームを回避するために、リスクを負わないで済むあいまいな対応をとることもあるでしょう。
誰もがクレームを言いたいわけでは無いと思いますので、不満がクレームに変わる前にぜひ「みゆう間取り相談室」にご相談ください。
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